2025/07/22 (更新日:2025/07/22)
【オスグッド・シュラッター病】福岡県久留米市大善寺町からご来院の10代男性(テニス部)
【オスグッド・シュラッター病】福岡県久留米市大善寺町からご来院の10代男性(テニス部)
今回は福岡県久留米市大善寺町からご来院いただいた、テニス部に所属する10代男性の症例をご紹介します。
学生アスリートに多い代表的なスポーツ障害である「オスグッド・シュラッター病」により、左膝の痛みに悩んでいた患者さんが当院での施術によって改善した例です。
来院時の症状|膝の屈伸・荷重時に強い痛み
患者さんは中学生で部活動はテニス部に所属。練習や試合中に膝の痛みが増してきたとのことでご来院されました。
主な症状は以下の通りです:
- 左膝の屈伸動作での痛み
- 左脚に体重をかけた際の膝下の痛み
とくにテニスの動きであるストップ・ダッシュ・ジャンプなどで強く痛みが出ており、思うようにプレーができない状態でした。
診断名は「オスグッド・シュラッター病」
診察・評価を行った結果、**成長期のスポーツ障害でよくみられる「オスグッド・シュラッター病」**と診断しました。
この疾患は大腿四頭筋の牽引によって脛骨粗面に炎症が起こることで生じます。ジャンプ動作や急な切り返しが多い競技(サッカー、バスケ、テニスなど)の成長期の子どもに多く見られます。
当院での施術内容|ふともも〜ふくらはぎの筋緊張を緩める
施術は、膝関節に直接アプローチするのではなく、負担をかけている周辺筋肉を整えることからスタートしました。
具体的な施術内容:
- 大腿四頭筋のストレッチ
膝に負担をかけていた太ももの前側(大腿四頭筋)を丁寧に伸ばし、柔軟性を向上 - 太もも〜ふくらはぎにかけての筋肉の調整
筋緊張や張りを手技によって緩め、膝への負荷を軽減 - 超音波治療
炎症部位に対してピンポイントで超音波を照射し、治癒促進と痛みの軽減を図りました
経過と変化|4回目で痛み半減、11回目で競技復帰
初回のペインスケール(痛みの程度)は10段階中「10」。
ほぼすべての動作で痛みを訴えていた状態でしたが、4回目の施療で痛みレベルは「5」にまで軽減。
その後も計画的に施術を継続し、11回目の施術では痛みを感じることなくテニスの練習ができるまでに回復しました。
部活動も無理なく再開され、現在は試合にも問題なく出場できているとのことです。
自宅でのセルフケアも重要
施術と並行して、ご自宅でもできる大腿部のストレッチを指導させていただきました。
特に以下のようなストレッチを行うことで、再発予防にもつながります。
- 大腿四頭筋をしっかり伸ばすストレッチ
- ハムストリングやふくらはぎの柔軟性向上
- 運動後のアイシングも推奨
継続的にセルフケアを行うことで、今後のスポーツ活動にも安心して取り組める体づくりが可能になります。
オスグッド・シュラッター病は早期対処がカギです
今回のケースのように、成長期のスポーツ障害であるオスグッド・シュラッター病は、早期のアプローチで大きく改善が期待できます。
放置してしまうと長引いたり、パフォーマンス低下の原因になることもあります。
もしお子さまが以下のような症状を訴えていたら、お早めにご相談ください:
- 膝の下が腫れている・押すと痛い
- 走る・ジャンプする時に膝に痛みがある
- 正座ができない、膝を曲げると痛い
当院ではスポーツ外傷・成長期障害への対応実績が豊富にあり、個別の状態に応じた施術プランをご提案しています。
福岡県久留米市大善寺町で「オスグッド・シュラッター病」にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院の情報
久留米スポーツ整骨院
住所:福岡県久留米市国分町1611-2
TEL:0942-27-7769
https://kurumeseikotuin.com/
関連施設
田主丸整骨院
住所:福岡県久留米市田主丸町田主丸937-5
TEL:0943-72-3677
https://tanushimaru-seikotuin.com/

吉岡 宏彰(よしおか ひろあき)
代表取締役社長/厚生労働大臣認定 柔道整復師(国家資格)
『交通事故対応マニュアル』『BEST100』『あなたの街の優良交通事故むちうち治療院』など多数書籍に掲載。自身のラグビーによる肩甲骨骨折の経験が早期診断・施術の必要性への原点。西洋・東洋医学を融合。田主丸整骨院・久留米スポーツ整骨院を運営