腰痛で病院や整骨院は意味がない？
「腰痛で病院や整骨院に行ったが意味がなかった（治らなかった）という方になぜ治らなかったかったのかを解説。理由を科学的根拠とともに解説します。本記事は、医学的視点を持つ専門家の意見をもとに作成しています
ぎっくり腰 突然腰がピキッ一瞬で腰痛になるきっかけ
腰痛で病院や整骨院は意味がない？理由
【具体的理由】
その１: そもそも腰痛に対して加療（治療）を行っていない
その２:腰痛の原因が特定できない
その２: 病院では症状の対処療法が主
その３: 腰痛の再発予防が十分行われていない
その４: 身体全体の視点が欠けている
腰痛の加療（治療）を行っていない
腰痛で病院や整骨院に行ってレントゲン検査や先生による視診や触診などを受けたが実際に腰痛が良くなるための治療を行っていない場合が一番多いと思います。検査は行ったが治療を行っていないのでは自然治癒力によっての自然治癒を期待することになります。レントゲン検査で異常はなかったので様子を見ましょうと言われた方はそういうことです。湿布や痛み止めの注射に関しても痛みを緩和させる効果があるうちに自然治癒を期待することになります。
腰痛の原因が特定できない
腰痛に関しては腰痛の原因の80％は原因が特定できないものと言われています。特に骨に異常が見られない場合（画像診断で異常なし）はなぜ腰痛の症状がでているのかわからないという場合もあるでしょう。そういった場合はほとんどが筋肉や神経の異常から腰痛が起きている場合で、触診で判断できない場合はわからないとこになります。その他にも根本的原因に姿勢の不良や特定の動作による使い過ぎなども挙げられます。
腰痛の対処療法
西洋医学を主とする病院などでは主に対処療法が行われます。対処療法とは痛みがでているので痛みを緩和しましょうという考え方です。痛みが緩和しているうちに自然治癒を目指すことになります。痛み止めの薬や注射がこの手段になります。対処療法だと痛みは緩和されるのですが異常をきたしている部位への加療（治療）は行われない為に治るまでの時間がかかりますし、根本的解決にはなりません。
主な腰痛の種類
急性
急性のものはぎっくり腰をはじめとする症状です。筋肉や関節などに損傷が見られ強い痛みが現れます。痛みが強い為、痛み止めなどの対処療法はとても効果的だと考えられます。
亜急性
特定の動作の繰り返しなどから特定の筋肉や関節に負荷がかかることによって引き起こされる症状です。損傷があった場合でも損傷が小さく画像診断などでは特定が難しく腰痛の原因が80％わからないというのは亜急性の腰痛がほとんどであることからだと考えられます。
慢性
特定の疾患などがあり慢性的に腰が痛む場合です。亜急性と混同されやすいですが腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがある場合も慢性と言われる場合がありますし、慢性腰痛の特徴としては動かなくても痛むのが特徴です。
症状別医療機関の選び方
急性の場合で痛みがとても強い場合は病院による痛み止めの注射や薬はとても有効です。しかし傷の治りを早くするような加療（治療）が行われない場合は加療を行ってくれる病院や整骨院を選択しましょう。
亜急性の場合は骨などには異常がなく筋肉や神経、関節の問題になりますので腰痛に強い整骨院を選ぶと良いでしょう。
慢性の場合もまずは腰痛に強い整骨院で見てもらう事をおすすめします。そもそも本当に慢性なのかそうでないのか、姿勢の不良や日常生活の中での使いすぎなどがある場合でも対応することが可能です。
原因の特定
【まとめ】
腰痛は私たちが生活する上で大きな悩みとなります。しかし、多くの人が病院や整骨院に通いつつも、改善を実感できていないことが現状です。それは、具体的に腰痛の原因が特定できない場合が多いこと、病院などでの対処療法では症状の緩和が中心で、根本的な改善には至らないこと、そして再発予防の対策が不十分であること、さらに身体全体の視点が欠けている場合が多いという、４つの理由からです。これらを踏まえ、より適切な腰痛対策について理解し、悩みの解消へ一歩を踏み出しましょう。
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