2024/04/07 (更新日:2024/05/31)
野球肘の予防法 ストレッチ 体操 少年野球や中学生高校生へ
野球肘の予防法 ストレッチ 体操 少年野球や中学生高校生へ
野球肘の症状と特徴
野球肘は、次のような症状や特徴があります。
・投球時や投球後に肘の痛みが生じる。
・痛みで肘をまっすぐ伸ばせない。
・肘を急に動かせない。
・肘関節の骨にまで以上を及ぼすこともある。
・成長期の10~16歳の投手に発症しやすい。
・成人でも発症する。
・バッティングで痛みを感じることは少ない。
・痛みが生じない練習は可能である。
関節の損傷は、肘の外側・内側のどちらにも起こりますので、肘の痛みや違和感がある場合、早期に対処すると改善しやすいです。
原因
ボールを繰り返し投げる投球動作によって肘に過度な負荷(ストレス)がかかるのが原因です。
解剖学的には肘の内側の靱帯や軟骨・骨などが損傷する場合が多くみられます。
上腕骨内側上顆炎や内側側副靭帯損傷、剥離骨折などがこれにあたります。
肘の外側にも痛みを伴う場合もあります。離断性骨軟骨炎などがこれにあたります。
関節内遊離体(関節ねずみ)
野球肘の症状がひどくなると通称ねずみといわれる骨折を起こす場合があります。
これは剥離骨折などを起こし関節の中で動いている状態です
基本的に骨折し骨がねずみ状態になってしまうとその骨をまた繋げてもとに戻すのは難しいです。
その為、野球をプレーしていて肘が痛む場合は早めの治療をお勧めいたします。
少年野球や中学生高校生
少年野球や中学生高校生に多く発生します根本的原因は使い過ぎですが身体がまだ成長途中であることも発生因子の一つとして考えられます
野球肘の予防法
野球肘の根本的原因は使い過ぎによるものですので筋肉をストレッチすることや血流の促進を助ける体操などがとても有効です。
1 肘肩周りのストレッチを行う
2 血流を促進させる体操を行う
3 疲労回復を助ける為に全身浴を毎日必ず行う
上記3つが自身で可能な野球肘を予防するセルフケアになります。具体的にどのようなストレッチや体操があるのか紹介します。
野球肘予防に効果的なストレッチ
腕や指のストレッチ
矢印の方向に反対の手でゆっくりと引っ張り手首から腕にかけてストレッチをかけます。
ストレッチをかけて10秒ほどで1回を1日の中で10回ほどできると一番良いです。
更に野球をやっている場合は指を一本ずつ上記の画像と同じ方向にストレッチします。
これは1日何回と決めて行うより気が付いた際には必ず行うくらいあっても大丈夫です。
ストレッチを行う事により指や腕の筋肉の血流が促進され疲労回復効果が高まります。
野球肘予防に効果的なストレッチ体操動画
野球肘予防に効果的な日常生活
疲労を回復させるのに一番大切なことは血流を良くするということです
疲労物質は血流によって運ばれ分解させるので血流がよければ
それだけ疲労が回復しやすいということです。
日常生活で一番簡単な血流を促進させる行動は全身浴です。
入浴の習慣がシャワーだけの方もいるかもしれませんが
スポーツを行っている方は全身浴を習慣とし湯船に5分は浸かるようにして下さい。
野球肘を予防する日常生活全身浴の有効性は下記動画でも解説しています。
もし野球肘になってしまったら
できるだけ早期に専門の医療機関を受診をお勧めします。
前述しましたが野球肘の症状がひどくなると通称ねずみといわれる骨折を起こす場合があります。
これは剥離骨折などを起こし関節の中で動いている状態です
基本的に骨折し骨がねずみ状態になってしまうとその骨をまた繋げてもとに戻すのは難しいです。
その為、野球をプレーしていて肘が痛む場合は早めの治療をお勧めいたします。
当院では、急性的な痛みが治療で治まったら、温熱・寒冷を使い分けます。
野球の練習後は、疲れもたまり筋肉が固まりやすいです。超音波の治療や手技などの治療により肘のケアを日頃から整えて試合でも万全の形で望めるようにしましょう。
超音波による炎症治療でほとんどの野球肘は改善します。
野球の怪我・野球肘を練習しながら治療で短期改善 | 久留米スポーツ整骨院
野球肘の多くは肘の内側部分に炎症が起こっており、まず炎症を治す事でほとんどの場合、痛みはなくなってきます。その為に炎症を治す為に現在一番効果的な超音波と電気を同時に行うことのできるコンビネーションの治療を処すことで早期の回復をサポートします。治り方に応じて上腕や前腕部の筋肉をほぐす指圧の治療等を取り入れていくとこでより早く症状を治します。